年長組のご家庭に、子どもたちが描いたろうけつ染めをお渡ししました。お手数ですが、お子さんと相談しながら作品に仕上げてくださるようお願いいたします。親子共同製作です!
(この記事は「公開」設定ですので、一部の写真にモザイクをかけています。表情をお見せできないのは残念ですが、楽しくチャレンジしている様子はおわかりいただけると思います)
ろうけつ染めは、白い布にとかしたロウで描いていくのですが、最初からロウ描きだと絵の構成や全体の把握がとても難しく、しかも時間がかかるとロウが固まってしまうのでとても難しいチャレンジになってしまいます。(大人でも難しい)
そこで、まず紙に白い絵の具で下書きを描きます。写真がなくてごめんなさい。
以前は白い紙に白い絵の具で描いていたのですが、とても見づらかったので今は青い紙にしています。
本番です!
下書きを見ながら布にロウで描きます。
一回描くと消せないので、真剣勝負です。
この作業、幼児にとってはなかなかチャレンジングな経験です。
小さい下書きから大きな布へと拡大すること、白い布に白いロウで描く難しさ、ロウが固まる前に慌てず急いで描くこと・・・
ロウを溶かすのは七輪!
ガスコンロだと危ないし、ずっとガスをつけておくわけにはいかないので、昔から七輪が大活躍。
ロウが乾いたら、いよいよ「染め」です。
染料が布によく染み込みように、事前に布をよく揉んでおきます。
染料をバケツに入れ、ぬるま湯で溶かします。
染料が布に定着するように、塩も入れます。
布、投入!
布が浮き上がらないように重しをのせます。
一昼夜待ち、染め上がったら先生たちが何回も冷水でもみ洗いして色落ちを防ぎます。(冬場の冷水はきつい 笑)
そして園庭で干します。なんだか良い風景。
染め上がった布を見て子どもたちは大喜び。色の鮮やかさ、ロウの部分が染まらない不思議さをたっぷり味わっていました。
子どもたちと先生たちの思いのこもった作品です。おうちの方も思いを込めて仕上げてくださいね。