今年のはじめに中国・武漢で新型の感染症が流行というニュースを聞いたとき、こんな事態になろうとは夢にも思いませんでした。ところが日本でもダイヤモンド・プリンセス号で多数の感染者が発生し、4月7日に緊急事態宣言が発令され全国の学校に休校要請が出て、ふたば幼稚園も5月いっぱい休園せざるを得ませんでした。その後少し落ち着いたかと思ったら、このところの第2波(第3波?)は4月よりも多数の感染者を出している状況です。

いつになったら終息するのだろうかと不安な日々が続いています。そもそも「ウイルスに打ち勝つ」と叫んでも、個人のレベルでは勝ちようがありません。マスク、手洗い、3密を避ける、新しい生活様式などいろいろな感染予防策を守ってはいても、それは「守備」であって「攻撃」の策ではありませんから。私たちは「負けない」ために頑張り、勝つための方法は専門家の方々に期待するしかありません。

でも私たちは、勝てないにしても、「ころんでもただでは起きない」ことはできます。この状況を利用してなにか良いことを発見したり身につけたりすることはできると思っています。例えば私は休園中の園児たちや保護者の方々とのコミュニケーションのためにClassroomやmeetを一生懸命勉強し、少しはスキルを身につけることができました。このことは大学のオンライン授業にも役立っています。またある人は人混みへの外出を避けるために子どもと一緒に散歩や公園遊びをして、家族みんなが健康になった!とおっしゃっていました。

下を向いていても楽しいこと・嬉しいことは天から降ってきてくれません。この状況を利用して良いことを得られるように、前を向いて新しい年を迎えましょう!