あけましておめでとうございます。今年もお子さんたちの豊かな成長と幸せのため、職員一同せいいっぱい努力して参ります。ふたばの教育・保育にご理解、ご協力をお願いいたします。

今年の始まりは能登半島の大地震、羽田空港での飛行機衝突と、とてつもなく大きな災害と事故で始まってしまいました。地震で被災された方々の悲しみとご苦労は想像を絶することと思います。心よりお見舞いを申し上げるとともに、1日も早い復興をお祈りいたします。飛行機衝突事故では旅客機の乗員乗客の皆さんのご無事をお喜びするとともに、海上保安庁機の乗員の方々のご冥福をお祈りいたします。

災害や事故は突然やってきます。今回の2つのことが想定外だったのか想定内だったのかは専門家でなければわかりませんが、私は「正常性バイアス」という言葉を思い起こします。これは予期せぬ出来事について、「前例がない」「自分は大丈夫」「まだ大丈夫」などと思ってしまう、心(認知)の歪みのことです。これがないと人間はいつもビクビクしたり、パニックに陥るのですが、逆にこれがありすぎると予測して準備することがおろそかになってしまいます。たとえば歩いていたり自転車で走っているとき「車は来ないだろう」「来ても、車がよけてくれるだろう」と思っていたらとても危険です。子どもは危なかった経験が少ないので、このバイアスをたくさん持っていますし、大人でも日常生活、とくに子育てではではそんなことがたくさんありますね。園の職員も「大丈夫だろう」ではなく「危ないかもしれない」を意識して保育してまいります。

さて、今年は辰(竜)年です。十二支の動物の中で唯一の架空の生き物です。子どもは想像力がとても豊かです。竜の存在を想像することは心を豊かにしていきます。お子さんたちの想像力がいっぱい広がりますように!

(余談)

十二支はもともと動物ではなく、単なる占いの道具としての記号に過ぎませんでした。それがいつの間にか12種類の動物を当てはめるようになったということです。
ですから各国・各民族によって動物の種類が違うのです。
世界の十二支の動物について 解説/説明 – 知識 – シマウマ用語集
でも、十二支に選ばれるときのネズミのずるさ(知恵?)やネコの悲哀はやっぱり楽しい物語ですね(笑)