ようやく涼しくなってきて、「秋だなあ」と感じられるようになりました。
秋っていろいろな形容がつきますね。「芸術の秋」「スポーツの秋」「食欲の秋」「実りの秋」「読書の秋」・・・なぜ秋なのか。芸術とか読書ってなぜ?
「読書の秋」についてちょっと調べてみると、
- 気候が快適で集中しやすい
- 夜が長くなり、静かな時間が増える
- 文化や芸術に対する興味が高まる季節
などの理由があるようです。1と2は春でも当てはまる気がしますが、やはり夏の暑さに疲れた心身が回復する季節だからでしょうか。3は、秋が収穫の季節であり生活が安定して気持ちに余裕ができるからという説もあります。また、森鴎外が最初に「読書の秋」という表現を使ったという説もあります。(真偽不明)
最近の子どもは(大人も)読書量が減っているそうです。動画やゲームなどの時間が増えているせいだそうです。動画やゲームも楽しいし、得られるものも多いのですが、読書に比べて「考えを深めたりあれこれ考えにくい」「前に戻って確かめにくい」(動画は止めたり戻れたりしますが、目当ての部分にたどり着きにくい)」という面があり、どうしても瞬発的・刹那的な思考になりやすいと言われています。
人が生きていくうえで、「じっくり考える」「過去を振り返って未来に活かす」ということは人生を豊かにします。
乳幼児に絵本を読み聞かせることは、その経験が情操を豊かにするとともに、読書習慣により「じっくり考える」人になる最初の一歩にもなっているんだと思っています。