Q. 先生が幼児教育の仕事を、ずっと続けられる理由は何だとお考えですか。
A.
- 毎年違う子が入園し、「似ている」子はいるけれど「同じ」子はいないという、新鮮な喜びが。
- 自分自身も、だんだんと保育のコツや本質が見えてきて、線¥胃腸を感じられる。
- (ぶっちゃけ)「担任した子たちが卒園するまでは」と考えていると、次に担任した子たちの卒園までは・・・でループする(笑)
Q. 人生でいくつかの選択肢からたった一つを選び、他のことを諦めなければならない時、どのようなことを大事にして選択しますか。
A.
- 幼児教育か?(笑)
- 当たり前かもしれませんが、「それを失った自分」を想像し、それでは行きていく意義はないなと感じたことを残します。
Q. 保育士にとって一番大切な事ってなんですか?
A.
- 「一番」なら「子どもへの愛」でしょう。でもそれだけでは「良い」保育士にはなれないこともおわかりだと思います
- 「愛」をより豊かな形にしていくために、大学で学び、実践し続けていくのだと思います。。
Q. 幼稚園実習ではピアノを弾けるか厳しく言われるという話を聞いたことがあるのですが、そういった点はやはり園によって違いますか?
A.
- たしかに園によって違いますね。うちの園はそう厳しくはいいませんが。
- オリエンテーションのときに、毎日弾く曲(園歌、朝の歌、おかえりのうた、お弁当の歌など)などの楽譜をコピーさせていただき、練習しておきましょう。初見で弾けという園はほとんどないはずです。
- 最初に「ピアノが苦手なんです。でもがんばります!」と前向きな姿勢を表明しましょう。
Q. 先生がこれから幼稚園で実践してみたい活動はなんですか?またそこで期待できる育ちはなんですか?
A.
- 授業でも時々言いましたが、子どもは総合的に育つので、なにか突出した活動をするのはあまり・・・
- ただ、今のうちの園児に少し足りないなと思うのは「興味をもつこと」です。人や物や自然、なんでも良いのですが、すぐに正解を求めるのではなく興味を持って一生懸命考えてみる、友達と話し合ってみる経験をしてもらいたい。興味さえ持てば、学びに向かう力というかクセがつくと思っています。
Q. 幼児がもし、いうことを聞いてくれなかったり、なぜその行動をとるのかわからない時、やっぱり人間なのでイライラすることもあると思いますが、そういう時は叱らずにどういう対応をしたらいいですか?
A.
- 最後の授業でも言いましたが、イライラしちゃいます。怒っちゃいます。それを引きずったり、自分はだめな保育者だと思わず、「どんな対応が良かったのか?」を考えることが大事だと思います。その際、自分の気持に向き合うとともに、相手の幼児の気持ちを想像してみましょう。自分がああいう風に言われたらどう思うか、言われたことで行動や考えが改善されると思うか・・・など。
- 良い保育者だなと思う先輩に聞くのも大事。
Q. 年齢別の幼児の好きな遊びは何ですか?
A.
- これはいろいろな本や雑誌に出ています。読んでみましょう。
- ただし、「この年齢にはこの遊び」と決めつけるのはいけません。すべての経験は幼児自身の状況(発達、興味、友だちとの関係などなど)から出発します。本などに出ている「年齢ごとにふさわしい遊び」はあくまでも目安です。
Q. この活動は、誇れるというふたば幼稚園ならではの活動はありますか?
A.
- ありません(笑)
- というか、うちの園でやっている活動は、どれも他の園でやっています。ただしそこに込められた思いやねらい、子供の気持ちへの寄り添いは誇れます。これは外形的には分かりづらいと思います。うちに見学にいらっしゃるチャンスがあれば、「なぜこういうことをしているのか?」と尋ねてみてください。熱く語ります^^;