先日、衝撃的(?)な記事を見つけました。「ねないこだれだ」の作者・せな けいこさんが書かれたものです。かいつまんで内容を紹介します。 『「ねないこだれだ」は、遅くまで起きていた女の子がおばけになって、おばけの世界に連れて行かれます。だからみなさんはしつけのための本と間違われるのですが、そうではありません。子どもは、おばけはおばけの世界で自由気ままに生きている」と知っているので、おばけになったら飛んでいってみたくなるでしょう。子どもはおばけが好きでしょうがないのです。大人になるとそれを忘れてしまって、しつけとしておばけの本を読んでしまうけれど、子どもは楽しいでしょうか?絵本は子どものためのものであって大人のためのものではないんです』
たしかに、この絵本を読んだ子たちは「こわ〜い!」とは言うものの何回も繰り返し読んでいます。「わたし、早く寝るようにする」とは言いません(笑)少なくとも読み終わってから教訓的なことは言わないほうが良いのでしょう。内容をどう受け止めるかは子どもが決めるものですものね。
親としては「良い絵本を読み聞かせたい」と思いますよね。当然です。
でも、たまにはお子さんに選んでもらうのも面白いと思います。大人から見て「意味がない」内容でも、子どもはそこに宝物を発見するかもしれません。