お子さんのご入園、ご進級おめでとうございます。ふたば幼稚園の教職員一同、お子さんたちの豊かな成長発達と幸せ、ご家庭のサポートのために努力してまいりますのでご理解とご協力をお願いいたします。
さて、幼稚園の保育方針の大きな柱は「子どもの気持ちに寄り添う」ことと、「発達を見通した関わりをする:です。(他にもたくさんありますので、幼稚園のサイトの「ふたばの保育」をご覧ください)
子どもの発達について詳しく書くスペースはないのですが、皆さんに知っておいていただきたいのは「発達の道すじはひとつである」ということです。特に乳幼児期は、お子さんによって発達が早かったりゆっくりだったりすることはありますが(スタートダッシュ型とラストスパート型:到達点はほぼ一緒)、たとえば「はいはい→つかまりだち→ひとり歩き」という順番は基本的に一緒です。突然ひとり歩きする赤ちゃんはいませんよね。
ですので、幼稚園ではその子の発達のスピードに合わせて色々な遊びや活動を提供しています。発達段階に合わないものを提供しても、その子の発達はスカスカになってしまうからです。イメージとしてはパリの凱旋門のような感じです。(川崎マリエンもそうですね)
乳幼児期の心の発達は、身体の発達のようにはっきり目に見えることが少ないので、どうしても「もっと知識が増えてほしい」「できるようになってほしい」と思いがちですが、子どもの発達はゆっくりと、道すじに沿って、じわじわと育っていきます。幼稚園の教職員はその見えづらい育ちを見つけながら、「寄り添って」関わっていますので、信頼してくださるようお願いいたします。
今年度も1年間、よろしくお願いいたします。