この1月、国語辞典の大定番である広辞苑の改訂新版(第七版)が出版されました。収録項目数約25万、3216ページ! 普通版でも9,000円以上なので買えませんが・・・ステータスですね。
しかし今、ほとんどの有名国語辞典は電子書籍版があり、紙の辞典よりもかさばりもせず重さもなく、電子版ならではの便利な機能もあります。それでも紙の辞典は違う良さがあります。それは、お目当ての単語の周りにある単語がなんとなく目に入ること。知らない単語もたくさん見えるわけですね。興味を持ったらその項目も読みます。たまに「もっと知りたい」単語も出てきます。そうやってどんどん興味の連鎖が生まれていきますし、時間を忘れてページをめくることにもなります。辞典は「読み物」でもあるのですね。
正解を求める勉強も大切ですが、そういう「知識の海の冒険」的な広がりのある学びこそが大切だと思っています。