数にまつわる不思議な話。(まとまっていません)

普通、数は10個集まると繰り上がります。10が10個集まると100,100が10個集まると1000。なぜでしょう?「当たり前だ」と思ってしまうのですが、10のカタマリを単位とするのは、人間の指の数が10本だからだと言われています。もし指の数が12本だったら、12個集まったら繰り上がることになっていたはずです。10が単位だったら「10進数」、12だったら「12進数」といいます。

コンピュータは一般的に16進数です。なぜだか説明すると1ページ使うことになるので説明しませんが(笑)

ところが10進数ではない数え方もあります。時間とか角度。

1分は60秒、1時間は60分、1日は24時間。角度も「1回転は360度」。不思議です。ヒントは「いろんな数で割ることができる」です。

ふたば幼稚園の教育目標の一つに「科学する心」があります。たぶん他の幼稚園にはない目標です。これ、けっして「科学者を育てる」という意味ではありません。上に書いたような、「不思議だな」とか「どうやったらうまくできるかな?」という心を育てたいのです。人に言われたことを黙々とこなすだけでなく、自分で「問い」や「課題」を作り出し、探求することです。これからの時代、AIに取って代わられないためにはこのような「科学する心」が必要不可欠だと思います。

幼稚園の子たちも「ダンゴムシってどうして丸まるんだろう?」「夏と冬だと同じ時間でも影の長さが違う!」とか「どうすればホースの水を遠くに飛ばせるだろう?」などと自分で問いを作っています。先生たちは問いを見つけたくなる関わりをしています。

 

最後に、皆さんに「工夫」の問題です。1から100までの数を全部足したらいくつですか?できるだけ素早く答えを出してください。