タレントの伊集院光さん、今「ドラクエウォーク」にハマっているそうです。このゲームは「Pokémon GO」にクエスト(冒険)要素を足したようなものらしいですね。(やったことがありません)

緊急事態宣言が解除されてからは精力的にいろいろな地方にでかけてモンスターをゲットしているようなのですが、だんだんと、クエストを楽しむよりもモンスターをゲットすること「だけ」が目的となってしまい、タクシーを使ったり、目的地の観光などに目もくれなくなったりしているそうです。鳥取砂丘にタクシーで乗りつけたものの、夜中だったので砂丘を手探りで歩き、斜面を転げ落ち砂だらけになって、待たせてあったタクシーの運転士さんにドン引きされたとか(笑)

もし子どもがこういう、本来の遊び方と違うことをすると、注意して止めますよね。たとえば「絵本を積み上げて倒す遊び」をしていたら・・・注意するかどうかは別として、「困ったもんだ」と思いますよね。でも伊集院さんはそういう「違った」「無駄な」遊びすらも笑い飛ばし、新たな発見をします。「砂丘って平らだと思ったらやたらと高低差がある!」と気づいたりします。それが楽しいらしい。

子どもが「大人が思う正しい遊び方」をしなかったとき、「なんでそういう遊びをするんだろう」「この遊びからなにかに気づいているんだろうか?」と考えてみるのもおもしろいですね。(もちろん本当に無駄なこともあるでしょうし、叱るべきときには叱ってくださいね)

子どもが、大人の思う「正しい方法」だけで遊んでいると、大人の思うことしか学べないのではないか、大人が思いも寄らない遊びから新しい世界が広がっていくのではないかと、伊集院さんの「バカ話」を聴いて思ってしまいました。