先日の幼稚園協会教員研修会で、講師の先生からお聞きした話です。「アメリカの母親は、説明を子どもがわからないのは子どもの責任と思っている」「日本の母親は子ども中心のコミュニケーションで、子どもの様子に合わせて説明などを変えていく」。確かにそんな感じです。しかし、そのせいで日本の子どもは親を尊敬する度合いが少ない傾向があるそうです。ただ、アメリカの親は子どもを対等に扱いすぎているので、子どもは温かい気持ちを持ちづらいという問題もあるそうです。

とても難しい話ですが、親や教師は子どもを暖かく包み込み、ときには自分の弱みを見せつつ、でも努力しているという見本を見せることにより、子どもは尊敬や信頼を感じ、自分もそうなりたいと思えるのではないでしょうか。少なくとも「親の威厳」を気にしすぎ、子どもを言いなりにさせるのも、甘やかしすぎるのも子どものためになりませんね。